プリリジー(一般名:ダポキセチン Dapoxetine)
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プリリジー | ||
30mg | 3錠 | ¥6,900 |
60mg | 3錠 | ¥13,500 |

プリリジーは世界初の早漏治療薬で主成分はダポキセチンです。プリリジーを服用すると早漏と言われる射精までの時間が早いといった症状を改善する効果があります。世界的にも有名なジョンソン・エンド・ジョンソン社の製造販売部門のヤンセン・シラグ社が2009年に開発し、現在では世界60か国以上の国で許可されており、ヨーロッパを中心にアジアでも多くの国で愛用されています。日本では未承認となっていますが、厚生労働省の許可を得て2012年に処方されるようになりました。ダポキセチンは早漏の改善、予防に効果がありますが、そもそもは抗うつ剤として研究されていた成分でSSRI(セロトニン再取り組み阻害薬)に分類されます。研究の過程で被験者たちに射精に及ぶまでの時間が延長する効果が見られたため、早漏防止薬としての研究が進み開発されました。見た目は丸く青い錠剤で、塗るタイプの早漏薬とは異なるので、洗い流す必要がありません。
プリリジーの効果
射精をするには自律神経が大きく関わっています。自律神経とは交感神経と副交感神経の2つで、この2つの自律神経のバランスが崩れてしまうと早漏になってしまいます。セロトニンとノルアドレナリンは自律神経を保つのに必要となっています。セロトニンの分泌量を増やすことで、副交感神経が優位になり射精を遅らせることができます。プリリジーにはこのセロトニンの分泌量を増やす効果があります。セロトニンの分泌量を増やすことで、脳と身体がリラックスした状態になり、性的興奮を抑えることできます。プリリジーの服用前と服用後とでは約3倍~4倍も射精を遅らせることが出来ます。射精を遅らせることによりパートナーの満足度が約2倍になる効果も報告されており、パートナーとの関係性も良好になることが知られています。
ノルアドレナリン
緊張や不安、恐怖、緊張などの感情や精神的な興奮などを伝達し、血圧や心拍数を上昇させる作用がある交感神経の伝達物質です。分泌が過剰になるとパニックになったり、攻撃的になったりします。
ドーパミン
ドーパミンは快感や意欲、記憶や向上心などをもたらし、過剰になりすぎるとさらに良い結果を求めるようになるため、達成出来なかった場合には依存症になる可能性があります。
セロトニン
セロトニンはノルアドレナリンとドーパミンのバランスを調整する役割があり、セロトニンの分泌が増えることで、満足感や幸福感を得ることができます。セロトニンが不足すると不安になったり、うつ症状が出てきたりします。また、脳内のバランスが崩れて過敏症になってしまうこともあります。
バランスが崩れることによって、ノルアドレナリンが過剰に分泌さてれしまい、神経が過敏になってしまって、早漏になってしまいます。
服用方法
プリリジーは30mg錠と60mg錠があり、副作用の出現頻度は30mg錠と60mg錠と比べてみても変わらないため、60mg錠の服用をお勧めします。
プリリジーは服用後約90分で最高血中濃度となり、性行為前1時間~3時間前に水またはぬるま湯で服用するようにします。効果は2時間~5時間程持続します。副作用として頭痛、めまい、下痢、吐き気、倦怠感、睡眠障害、かすみ目、口渇、のどの痛み、蕁麻疹などがありますが、副作用は1%~10%未満と報告されており、いずれも一時的なもので過度に心配する必要もありません。
食事の影響は受けにくいですが、脂っぽいものなど、消化の遅いものを食べると効果が出るのが遅くなったり、効き目が弱く出てしまう可能性があります。
併用注意
グレープフルーツと併用してしまうと、血中濃度を過度に高めてしまい、効果や副作用を強めてしまうことがあるため、グレープフルーツとの併用は控えて下さい。グレープフルーツジュースで服用するのも控えてください。
また、アルコールと一緒に服用するのことも控えて下さい。アルコールと一緒に服用してしまっても効果や副作用が強く出てしまうことがあり、強い悪酔い状態になってしまうこともあります。症状としては頭痛、吐き気、動悸、大量の発汗などがあり、失神することもあります。
併用禁忌
以下に当てはまる人はプリリジーを服用することは出来ません。 ・20歳未満及び65歳以上の方・虚血性心疾患の方・中等度~高度の肝障害の方・てんかん発作を起こす方・緑内障の方・出血性疾患や凝固異常の既往歴のある方・躁病、両極性うつ病の方・抗HIV薬や抗真菌薬を服用している方 プリリジーはED薬と併用する方も多くいますが、プリリジーもED薬も血圧を下げます。失神や低血圧を引き起こす可能性がある方には処方出来ないこともあります。また現在服用されているお薬によってはプリリジーを処方出来ないことがあり、ご自身で判断するのは難しいと思いますので、ご不明な点はお気軽に医師に相談して下さい。